部屋の壁にポスターやカレンダーを貼ろうと思ったら、まず思い浮かぶのが画鋲を使う方法ですが、賃貸物件の場合壁に穴を開けてしまうのは避けたいところです。穴を開けてしまったことで、退去する際に修理費用を請求されるかもなどと心配もしてしまいます。
また画鋲は見た目もおしゃれとは言えず殺風景な感じでイマイチです。それに何度も貼りかえると穴がだんだん大きくなって抜けやすくなってしまいます。なにかの拍子に抜け落ちたときを考えると、小さなお子さんがいる家庭ではできれば画鋲は使いたくないですよね。
そこで今回は画鋲の代わりになる便利グッズをご紹介します。
画鋲の代わりになる便利グッズ
粘着グミ
壁に穴を開けずにポスターなど軽めのものを貼るのに便利です。重量がある掲示物だと粘着力が超強力ではないのでキツイです。テープ状のシートにグミが乗っており、貼りたい箇所にシートごと押し付けてグミを残すように剥がします。上記の「貼ってはがせるタイプ」のほかに「強力貼るタイプ」の2種類があります。
ワッポン 貼る画鋲
ガラス、コンクリート、タイルにも貼れます。雨ざらしの環境でも使用できるほどの強力な粘着力があります。剥がした際にも跡が残りません。
ブル・タック
こちらも重量のある掲示物には向いていませんが、手軽にしかも繰り返し使えます。剥がす際にも両面テープのように糊が残ってベタベタしてしまうことがありません。多少の凹凸のある壁にも使用できます。
ひっつき虫
コクヨから発売されているひっつき虫は用途に合わせた大きさにちぎって指でもみ、形を整えて使用します。壁に開いたちょっと穴をふさぐパテ代わりにも使えます。また簡単に剥がせるので、繰り返し使用可能です。美術業界では有名な商品です。
粘着ピン
商品名にピンとありますが、針ではなく20mm四方のシート状になっています。こちらの商品も何度も剥がして繰り返し使えます。またホコリがついたら洗って粘着力を回復させ、再度使用できます。
ニンジャピン
いままでは貼って使用し穴を開けない商品でしたが、こちらは壁に刺して使用します。ですが針の断面がV字状になっており、抜いても跡が目立たないようになっています。色や柄、凹凸がある壁の場合、ぱっと見ただけではほとんどわからないほどの跡しか残りません。耐久性については針が細いた力を入れて刺そうとすると折れてしまい注意が必要です。
コマンドタブ
高品質な製品で信頼の高いスリーエム製のコマンドタブはLサイズで2㎏、もっとも小さいSSサイズで100gの耐荷重量を誇ります。この製品の特長はキレイにはがせること。傷やべたつきを残しません。
ホッチキス
180度開くホッチキスなら壁に掲示物を貼れますし、針の跡も小さくてすみます。またホッチキスの針は細いので、打ち付けてあっても少し離れて見ればあまり目立ちません。
鬼ピタ魔法のテープ
剥がせる超強力テープで耐重量は1㎏。洗って繰り返し使えます。破損が心配な壁紙には専用のマスキングテープの上から使用することで傷をつけずに使えます。
部屋の模様替えをしたときにも壁面を上手に使いたいものです。
賃貸物件の壁に画鋲は刺しても良いのか
賃貸物件の修繕について借りる側が負担するケースかどうかは国土交通省の「現状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に定められています。基本的に画鋲程度の穴なら修繕の対象にならないそうですが、賃貸契約書に特約で「釘や画鋲を刺してはいけない」との記述がある場合は注意が必要です。
はっきり言って画鋲で壁に穴を開けてしまうと、家主のとの関係が良くない場合はトラブルの元になります。
まとめ
今回ご紹介したのはどれも手軽に使えるものばかりですが、上記以外にも画鋲の代わりとなる商品は探せばまだまだ見つかります。画鋲を使うメリットは最早ほとんど無いと言えます。