コロナで日本でも一気に普及したテレワークですが、それ以前から政府による実施が推奨されていましたが中々広がりませんでした。
それがコロナによって半ば強制的にテレワークに踏み切らざるを得ない状況になったわけですが、やってみたら意外とできたという事の運び方はいかにも日本的です。
満員の通勤電車に乗らなくてもよいなど、メリットの多いテレワークですが当然良いことだけでなくデメリットもあります。
テレワークのデメリットというとコミュニケーションがとりにくい、勤怠管理が難しい、オンオフが切り換えにくい、業務のため環境が整っていないなど。このうち業務環境の不満はエルゴノミクスデザインを取り入れることで効率よく快適に働けるようになります。
エルゴノミクスとは
エルゴノミクスでは人体の構造や心理に最適な設計・デザインが施されており、それを使う人への負荷や負担を最小限に抑えることでミスを減らしたり、安全性を高めることを目的とされています。
要は使いやすくてストレスを感じにくいデザインです。
テレワークの環境次第では体調不良に
在宅勤務では多くの場合パソコンは必需品ですが、パソコンだけあれば良いというわけでもありません。オフィスから自宅に仕事場が変わり不都合な点も出てきます。
オフィスと比べテレワークでは一か所にドカッと居続けるので、長時間同じ姿勢でいる状況になりがちです。
移動が少なくほとんど体を動かす機会もなく長時間業務を行っていると心身に不調をきたし、集中力が続かず生産性が落ちてしまう結果に。オフィスと違い自宅はリラックスできる環境ではありますが、仕事をするには必ずしも適しているとは言えません。
働きやすい環境はモチベーションの維持に必要です。言うまでもなくモチベーションは生産性に直結するだけにとても重要で、そのためには業務環境の整備は疎かにできません。
そのような場合、エルゴノミクス製品を取り入れると自宅の業務環境を改善する近道となります。
エルゴノミクスで業務環境の問題がすべて解決するわけではありませんが、長時間同じ姿勢でいることの問題は確実に改善できます。快適な環境には他にも照明や温度調節などの要素も必要です。
テレワークで活用できるエルゴノミクス製品
より良いテレワーク環境を構築するためのエルゴノミクス製品をご紹介します。
椅子
長い時間体を預ける椅子は大変重要なアイテムです。不自然な体勢は肩こりや腰痛を誘発します。エルゴノミクスデザインの椅子は背骨のS字カーブを保つようなデザインとなっており、長時間座っても体への負担が最小限に抑えられます。必ずデスクの高さ及びパソコンの画面の位置と椅子のサイズを確認すること。ゲーム好きならゲーミングチェア だと趣味と仕事の両方で使えます。
椅子(背もたれ無しタイプ)
長時間座っていることの弊害を考慮し、立った姿勢で作業を行うスタイルです。とはいっても腰を少し落として腰掛けることで足腰の負担を軽減します。
マウス
一般的なマウスは地面と手のひらが平行になりますが、実はこれは腱鞘炎になりやすい姿勢です。人間にとって負担が少ないのはマウスを握ったときに親指側が少し上に向いた角度となります。
キーボード
エルゴノミクス仕様のキーボードの場合、腕の置き方や指の動きが自然に行えるようなデザインとなっています。
アームレスト
肘を置いて肩や腕の不快感をなくします。はっきりいってエルゴノミクス仕様のマウスやキーボードよりも恩恵を感じられますよ。
ヘッドセット
耳が痛くならない、難聴を防ぐなどのメリットがあります。もちろん音声品質と通話の安定性が担保されているのは必須条件です。
エルゴノミクス専門店で探す
エルゴノミクスショップではアメリカ製、北欧製のエルゴノミクス製品を取り扱っています。
エルゴノミクスショップを見てみる>>足で操作するマウス「フットスイッチ」の取り扱いもあります。文字起こしやゲームなどキーボードから手を放したくない場合に便利です。
まとめ
一軒家やマンションを購入する際、テレワークの普及に伴い通勤の利便性の優先順位が下がり、郊外を選択する人が増えているそうです。オフィスよりも自宅の方が自分の希望通りに業務環境を構築しやすいです。
エルゴノミクス製品を積極的に活用すれば、効率的で快適に業務を行える環境を作り出せます。中には数万円するものもあるので経費で落とせずに、自腹だとちょっと躊躇してしまうかもしれません。そのような場合、マウスなど試しやすいアイテムから取り入れてみると良いでしょう。
ですが長時間の在宅ワークで重要視するべきは椅子です。エルゴノミクス仕様の椅子は高価なものが多いのですが、長期的に見た場合椅子こそコストを掛けるべきです。はっきりいって写り映えするウェブカメラなどは後回しで構いません。