冬の暖房問題でまず気になるのが電気代や灯油代などの燃料費と並んで空気の乾燥です。
暖房代については暖房器具の種類によってランニングコストが大きく異なりますし、使用時間が長い冬場は光熱費が家計に占める割合も高くなります。
とはいってもいくらコストが安く済んでも健康を損なってしまっては元も子もありません。
何事もまっさきに思い浮かべるのはお金のことですが、本当は「健康>お金」だってわかっていますよね。
一概には言えませんが、夏の冷房以上に冬の暖房の方が健康リスクが高い側面があり、その中でも空気の乾燥は様々な健康被害をもたらす可能性を含んでいます。
空気が乾燥するとウイルスが活性化し、皮膚のバリア機能も低下する状況になります。そうなると外部からの刺激に対する抵抗力が弱まってしまいます。
冬の暖房選びは「とにかく安くて暖かければいい」わけではなく、「いかに乾燥させずに暖められるか」が重要なのです。
加湿器は空気の乾燥を防ぐのに有効ですが、その分電気代も嵩んでしまいますしお手入れも面倒ですよね。
お手入れ要らずで結果的にコストをそれなりに抑えながら冬を暖かく過ごせるのが「オイルレスヒーター」です。エアコンやファンヒーターに比べて明らかに乾燥しにくく、冬の体調管理が格段に楽になります。
暖房器具は思った以上に空気を乾かす
寒い冬の日。
スイッチひとつで部屋が暖かくなる。それだけで「快適」「安心」と思っていませんか?
しかしその瞬間から、空気は静かに、しかし確実に乾いていきます。あなたが思っている以上のスピードで。
暖房器具は寒い部屋を暖めるありがたいだけの存在ではありません。空気中の水分を根こそぎ奪う装置でもあるのです。

エアコンをはじめとする暖房装置がもたらす乾燥というデメリットは陰の暖房費となってあなたの財布を直撃します!
乾燥した空間で過ごすことは「見えない生活コスト」が積み上がる感じに近いといえるでしょう。
・リップクリームが手放せない
・喉スプレーを連射
・髪のパサつきを抑えるヘアケアが欠かせない
・なんとなく集中力が落ちる(テレワーク中など)
・免疫力の低下によるリスク
特に体調を崩してしまうと当然ながらそれなりの医療費が発生してしまいます。
もし体調を崩していなければこんなにお金が掛かることはなかったなんてことに心当たりはありませんか?
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乾燥を防ぐための加湿器のメリットとデメリット
起きる少し前にタイマーをセットしても、毎朝目覚めると喉がイガイガして辛い。
不快な気分で一日が始まるのはなんともイヤなものです。
そこで部屋の乾燥を防ぐために便利なのが加湿器です。

加湿器も電気代がかかりますが、その消費電力はエアコンに比べて小さいと言われており、エアコンのコスパが損なわれるほどではありません。
ただしスチーム式加湿器は電気代が割高です!
そんなありがたい加湿器ですが、お手入れが面倒という人によっては耐え難いデメリットもあります。
加湿器は手入れをサボると味方から一気に敵に変わるやっかいな家電です。
できれば毎日、少なくとも数日に一度タンクの水を捨ててぬめりを防ぎ、フィルターやトレーを洗う必要があります。
更に月に1回はクエン酸や専用洗剤での洗浄も欠かせません。
「今日くらいは別にいいか」が頻発すると部屋の空気を加湿するだけでなく汚していることになります。
カビや雑菌といった汚れた成分を含んだ水を霧にして部屋中にまき散らす。

当然身体の健康をリスクに晒すことになります。
ちょっと怖いですよね。小さなお子さんや高齢者にとってはシャレになりません。
乾燥対策としてとても有効な加湿器は面倒な管理をきちんとできる人向けです。
決して水を補充するだけのお手軽な家電ではないことを肝に銘じておく必要があります。
オイルレスヒーターは加湿器なしで乾燥を防ぐ暖房って本当?
エアコンやファンヒーターに比べて明らかに乾燥しにくく体調管理に適しているのがオイルレスヒーターです。
オイルレスヒーターの特徴として「攻めの加湿」ではなく「守りの湿度キープ」が得意といえます。

エアコン暖房やファンヒーターは室温が上がり空気が乾燥 → 加湿器で湿度を上げる → エアコンやヒーターの温風が水分を奪う → 加湿器がフル稼働 → また乾燥する…というエンドレスのイタチごっこ。
オイルレスヒーターの場合、もともと空気中にある水分を奪わない → 自然な湿度を保てる → 加湿器なしでも快適、または最低限の加湿で十分。
いびきをかく人は就寝時に無意識に口を開けてしまいがち。朝起きた時に喉はイガイガでする人には「乾燥させない暖房」がトッププライオリティ。
喉を乾燥させないと生活の質が上がります!
| 暖房器具 | 暖め方 | 乾燥のしやすさ |
| エアコン | 強制的に温風を送る | 非常に乾燥しやすい |
| オイルレスヒーター | 輻射熱と自然対流 | 乾燥しにくい |
乾燥しにくいのには理由があります。
それは風を起こさない輻射熱と呼ばれるヒーター表面から放出される熱が、人や壁、床などに直接伝わりじんわり温めるからです。
エアコンやファンヒーターのように風を送らないので、空気中の水分が奪われにくく、喉や肌への刺激が少ないのが特徴です。
また急激に温度が上がると相対湿度が下がり体感的に「乾燥している」と感じやすくなりますが、オイルレスヒーターはゆっくりと部屋を温めるため、そのような感覚的な乾燥も気になりにくいのが特徴です。

喉にやさしいだけでなく肌のカサカサ問題や目の渇きに悩んでいる人にもオイルレスヒーターは快適な暖かさを提供してくれます。
オイルレスヒーターの電気代を抑える使い方のコツ
オイルレスヒーターのデメリットとしてあげられるのが電気代の高さです。
冬の暖房でコスパが良いのは結局エアコンだったりするという話は聞いたことがあるかもしれませんね。
では冬の暖房費を抑えるのにはエアコンが正解かと問われると、必ずしも答えはイエスではありません!
「電気代が思ったよりかかる」と言われるオイルレスヒーターですが、使い方を工夫すれば節約できます。
・設定温度を20~23℃程度に抑えるorエコモードを活用
・冷気の侵入口である窓際に設置
・窓に断熱シートを貼って熱を逃がさないor気密性の高い部屋
・広すぎる空間を暖めようとしない
・立ち上がりだけエアコンと併用
これらのことを行うことで電気代をかなり抑えることが可能です。
他の暖房器具と違いただ使うだけでなく、「考えて使う暖房器具」と言えます。
なので無計画に使うと「寒いし電気代も高い」という残念な結果になりがちです。
上記のような工夫をすれば、輻射熱による柔らかな暖かさ、乾燥しにくい、空気が汚れない、静かといったオイルレスヒーターの長所を活かせます。
暖め速度にこだわるならケノンヒーター
オイルレスヒーターのデメリットである暖め速度ですが、ケノンヒーター「スグダン」は他のオイルヒーターやオイルレスヒーターと比べて短時間で適な温度に達することができます。
ケノンヒーターの特徴として特許技術である「トリプル暖流構造」を採用しており、遠赤外線、輻射熱、自然対流の3つの方式で暖房を行います。
この構造により、部屋全体を効率的に暖めることが可能です。
公式サイト:遠赤外線+輻射熱+自然対流のトリプル暖房器具【ケノンヒーター】 ![]()
またほかの暖房器具と比べて一度暖まった後の快適さ・乾燥の少なさはケノンヒーターは強みといえますね。
本体に触れてもヤケドの心配もないので小さなお子さんや高齢者、ペットなどにも安心して使用できるのも他の多くの暖房器具になない強みです。
一概にエアコンよりもオイルレスヒーターの方が優れているとは言い切れませんが、健康リスクとコストを天秤にかけてみるとそのメリットは計り知れない大きさです。
乾燥により体調を崩して医療機関にかかると時間とお金を消費することになります。
乾燥がもたらす不快な症状とはオサラバして快適に冬を過ごしたいなら試す価値はアリです。







