いまやほとんどの人が持っているスマホ。2019年現在、日本国内での所持率は8割を超えているそうです。60代以上の高齢者でさえ半数以上の人がスマホを持っているそうです。
1日のうちに何度も使っているスマホですが、液晶画面の汚れをあまり気にしなかったり、サッと拭くだけで済ましている人が多いのでは。ですが想像しているより意外と汚れています。そこで今回はスマホ画面の正しい掃除のやり方をご紹介します。
スマホの画面はかなり汚い!

聞いたことがある方も多いと思いますが、スマホは便器より汚いそうです。ある研究ではスマホの表面には便器の約18倍の菌が付着しているとの結果もあります。
菌は皮脂を栄養にして増殖します。皮脂は手のひらからは分泌されませんが、顔などを触った指でスマホ画面にタッチすると皮脂が付着し、菌にとって繁殖しやすい環境になります。
スマホは常に汚れていると思っていたほうがよいでしょう。なのでメイクをした手でスマホを触ることは菌を増殖させ、スマホを触りながらお菓子などを食べる行為は菌を口に入れる結果に繋がります。
特に台所でスマホをいじりながら調理をすると、食中毒を引き起こす原因となる危険性があるそうです。たとえスマホを触る前にその都度タオルで手を拭いていても、布タオルは菌に汚染されやすいためかなり危険な行為となります。
やってはイケないスマホ画面のお手入れ方法

ティッシュで拭く
手軽なのでやりがちなのがティッシュで拭く方法です。ですがティッシュでは皮脂や菌を拭き取ることはできず、逆に引き伸ばしてしまいます。
アルコール成分の入ったウェットティッシュで拭く
アルコールには確かに除菌効果がありますが、スマホに施されているコーティングを剥がしたり、プラスチック部分を劣化させる原因になります。また界面活性剤や研磨剤が含まれているものも同様にNGです。
エアダスターでホコリを吹き飛ばす
接続端子のホコリを取り除くのにエアダスターは便利ですが、液体ガスが含まれておりこれが付着すると劣化の原因となります。
歯ブラシや爪楊枝を使う
これらも接続端子の掃除に便利そうですが、当然傷をつける原因になります。
水洗いをする
最近は防水加工されているタイプが多くありますが、あくまでもアクシデントの際に備えたものなので過信するのは禁物です。
正しいスマホの掃除方法
クリーニングクロスを使いましょう

クリーニングクロスは合成繊維でできているので皮脂を取り除くには最適です。できればスマホ用を使うことが望ましいのですが、100均で売っているメガネ拭きでも十分です。もちろんクロスは定期的に洗いましょう。
更にキレイにしたいならワックスで掃除
クリーニングクロスで乾拭きするだけでは物足りないという方にオススメなのが、ELECOMのタッチパネル洗浄抗菌ワックスです。
効果が持続しないという口コミも見られますが、それだけスマホの画面は汚れやすいということです。私は自室に置いておく自宅用とカバンに入れておく外出用と常に2つ持っています。
まとめ
神経質になりすぎる必要はありませんが、掃除を習慣にする必要があるくらいスマホは汚れがちです。
もはや日常生活に欠かせないと言っても良いスマホですが、それだけに清潔に保っておきたいものです。正しいお手入れで気分良く使いましょう。