マウスウォッシュはキャップ一杯分をゆすぐだけでお口をケアできて便利ですよね。口の中を殺菌して清潔に保ってくれる優れものです。
使用後のさっぱり感が気持ち良くて1日に何度も使いたくなる人もいるかと思いますが、実は使い過ぎは逆効果になるので要注意。
お手軽なマウスウォッシュですが、神経質になって使い過ぎるとかえって口臭が強くなることもあります。
目次
マウスウォッシュは歯磨きの代わりにはならない
マウスウォッシュを使うことによってある程度歯垢や食べカスを取ることはできますが、決して歯磨きの代わりにはなりません。なので清涼感で満足して、歯磨きをせずにマウスウォッシュだけで済ませてしまっても、虫歯や歯周病を防ぐことはできません。
ですので歯垢や食べカスを取るのを目的とするなら、やるべきはマウスウォッシュより歯磨きです。
またマウスウォッシュと液体ハミガキは別物ですが、区別していない方が多いのでは。こちらで記事にしました。

歯磨きでのブラッシングとマウスウォッシュでのゆすぎは同じではないことを認識しましょう。
マウスウォッシュの効果
先にマウスウォッシュは歯磨きの代わりにならないと書きましたが、ではその効果はどういうものでしょうか。
口の中は大量の菌で溢れています。その数は数千億とも。考えただけでゾッとしますね。マウスウォッシュは増えすぎた菌を洗い流す作用があり、口内トラブルを防ぐのに効果的です。特に口臭ケアにはうってつけです。
また抵抗力が弱っている高齢者は隅々まで歯を磨くことが難しいケースが多く、マウスウォッシュを使用することで誤嚥性肺炎の予防につながります。

マウスウォッシュを使った後に水でうがいをしてしまうと、殺菌効果が半減されてしまいます。なのでうがいはなるべくしないほうが良いのですが、どうしても気になるのであればマウスウォッシュをすぐに吐き出してしまうのではなく、30秒ほど口内に留めてからうがいをすると効果的です。
当たり前ですがマウスウォッシュは歯周病や虫歯を治す働きはありません。治療にはなりませんが、それらの予防にはなります。
マウスウォッシュの使い過ぎに注意
マウスウォッシュを使用した後は口の中がキレイになった実感がありますが、使い過ぎは逆効果です。
口内の菌には悪玉菌のほかにも善玉菌もあり、マウスウォッシュはそれらをまとめて殺菌してしまいますので、過剰な使用は逆に口内環境を乱しトラブルを招く原因にもなりかねません。
アルコールが含まれているタイプは殺菌力も強く、口内が乾燥する原因にもなります。
特に口臭で悩んでいる人はついつい1日に何度もマウスウォッシュで口をゆすぎたくなりますが、使い過ぎると唾液の分泌を阻害したり善玉菌までも駆除してしまい、お口のニオイがかえって強くなってしまう場合もあります。
更には肥満や糖尿病のリスクも高まるという研究報告もあります。
・悪玉菌だけではなく善玉菌も殺してしまい口臭を引き起こす
・アルコール成分が含まれているタイプは口内が乾燥し逆に口臭が強くなる
・肥満や糖尿病のリスクも
マウスウォッシュの1日の使用回数
ではマウスウォッシュの1日の使用回数はどのくらいが適正なのかというと、できれば1~2回に留めておきましょう。
次にいつ使えばよいのかといったら、一番のオススメは朝起きた直後です。こちらの記事でも書きましたが、起床直後の口の中は1日のうちで最も雑菌が多い状態なのでマウスウォッシュの殺菌効果を発揮するにはこのタイミングです。
就寝前に歯磨きをしていれば歯垢はほとんど付着していませんので、いきなりマウスウォッシュでゆすぐだけ大丈夫です。

もう1回使うとすれば、自分のその日の生活の中で一番必要なタイミングです。
例えば餃子やキムチを食べた後や仕事でお客さんと対面する前など。特に歯磨きをする時間がない場合は手軽にお口のニオイをケアできるマウスウォッシュは重宝します。ですが手軽が故に多用は禁物です。
安全面を考慮するならオーガニックタイプがおすすめ
マウスウォッシュは口に入れるモノなので体への影響を考えるならオーガニックタイプを選ぶとよいでしょう。
キシリトールが配合され甘みがあるので、小さなお子さんでも使いやすいタイプです。ノンアルコールタイプです。
ココナッツオイルの成分を使用しており、一般的なマウスウォッシュとは口当たりが違います。マウスウォッシュの刺激が苦手な方へオススメです。
テラクオーレはイタリアのブランドで小麦を主成分としたマウスウォッシュです。薄めて希釈するタイプなので旅行や外出の際にも便利です。