私は都内にウン十年住んでいるのですが、まだ行ったことのない都内の有名観光スポットが結構あります。 まあそういう都民って結構いると思いますが。 今回港区にある浜離宮恩賜庭園に行ってきましたのでご紹介します。

将軍様の庭園
浜離宮は徳川将軍家の鷹狩り場だった場所に、四代将軍家綱の弟である松平綱重が別邸をつくり、その子が六代将軍家宣なったときに将軍家の別邸となりました。 園内にある潮入の池は都内にある江戸時代の庭園では唯一現存するものだそうです。
浜離宮はアクセス良好
今回新橋駅から行きましたが他にも汐留駅、築地市場駅の他、浜松町駅からも徒歩でアクセスできます。 水上バスもあり浅草やお台場、両国などの観光地から船で結ばれています。 東京観光の際は便利な足になりますよね。
庭園を散策

入園料300円を払って中に入ります。 この日はあいにくの曇り空でした。 平日のためかあまり混んでいませんでした。 写真からはわかりませんが、外国人観光客がほとんどを占めていて日本人はあまりいませんでした。 外国人にとってはかなり地味なスポットだと思うのですが、浅草やお台場という人気のある観光地と水上バスで結ばれていることが集客につながっているのでしょうか。
こちらに水上バスの案内が詳しく紹介されています。

園内にはいくつか茶屋があり、池の中にある中島の御茶屋は1983年に再建されましたがあとの鷹の御茶屋、燕の御茶屋、松の御茶屋はそれぞれ2010年以降に再建されたのでやたら真新しいです。 上の写真は燕の御茶屋。

松の御茶屋。

こちらは鷹の御茶屋。一番最近に再建されました。

お伝い橋を通って池の中にある中島の御茶屋です。 この御茶屋では抹茶とお菓子を頂けます。 結構お客さんが入ってました。
中を歩いているといつもビルが視界に入っています。

反対側には隅田川の河口部分。

この水門から海水を引き入れて池の水量を調節しています。

潮入の池のほかに庚申堂鴨場と新銭座鴨場という二つの鴨場池があります。 飼いならしたアヒルを囮に舞い降りてきた野生の鴨を、上の写真のように引堀という細長い水路におびき寄せ捕えてしまう猟が行われていたそうです。 奥に写っている小覗という土手みたいなところから様子を窺って捕えるタイミングを計ってました。 小覗を反対側から見たところ。

六代将軍家宣の時に大改修が行われた際に植えられたと伝えられています。
庭園内はゆっくりまわっても1時間から1時間半くらいです。
浜離宮に行ったらランチはカレッタ汐留がおすすめ!
庭園内ではお茶とお菓子はいただけますが、ちゃんとした食事を提供する施設はありません。 ですので道路を挟んだカレッタ汐留に行くとよいでしょう。

レストランは46、47階にあります。直通エレベーターがあり1分もかかりません。 しかもここをおすすめするのには理由があります。

展望スペースがあり浜離宮を上から眺めることができるのです。

すぐ隣は旧築地市場が見えます。

展望スペースはそれほど広くはないので天気の良い週末は混みそうですね。
46、47階のレストランで食事をすればこのような絶景が見られるのですが、ちょっとお財布にはキビシメです。 そんな時はB1、B2階にはファーストフードやカレー屋さんがあります。 また夕方以降でしたら新橋で飲むのもよし、銀座へも徒歩圏内です。
まとめ
都会のビルの横でありすぐ側には海というコントラストは独特な雰囲気があります。 あいにくと花はまったく咲いていなかったのですが、この雰囲気を感じられただけでも満足しました。
- 開園時間 9:00~17:00(入園は16:30まで)休園日 12/29~01/01
- 入園料 一般 300円 65歳以上 150円(小学生以下及び都内に在住または在学の中学生は無料) ※20名以上の団体 一般 240円 65歳以上 120円 ※身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳または療育手帳持参の方と付添 の方は無料